高齢化社会と言われる世の中ですが、ワンちゃんやネコちゃんも、人間と同じようにシニア世代が増えています。
動物医療が発展してきたことや、病気に対して積極的な治療をする飼い主さんが増えたことなどにより、ワンちゃん、ネコちゃんの平均寿命はどんどん長くなっています。
ペットが長生きしてくれることは、嬉しいことですね。
ペットたちが高齢になるにつれ、体に様々な変化が現れ、今までとは違う行動が見られるようになります。
今回はその中で、食事に対する行動の変化について、いくつかお話しします。
・今まで食べていたものを食べなくなってきた
→あげているフードの粒の大きさ、硬さを見てみましょう。
高齢になると舌の動きが悪くなったり、歯周病の進行などにより硬いフードや、粒の形状によって食べにくいことがあります。フードをふやかしたり砕いてみると食べやすいかもしれません。
また、食欲の低下には、背景に病気が隠れている場合がありますので注意が必要です。
・食事のスピードが遅くなる、食事が食べづらそう
→先ほどと同様にフードの形状が原因ということもあります。
そのほかに、床にお皿を置いている場合、頭が下がった姿勢を維持するのが辛くなり、食いつきが悪くなることもあります。
フードテーブルなどである程度高さをつけてあげるのがいいかもしれません。
また、底が深めのお皿よりも、浅めで底のふちが丸いものを使用すると食べやすくなることがあります。