アニマル・ウェルネス・センター
【AWC】肛門嚢について
2019年10月25日(金)

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朝晩も冷え込むようになりやっと秋らしくなってきましたね。

今日は、肛門嚢(腺)についてお話したいと思います。肛門嚢は犬猫どちらにもあり、肛門を時計に例えると4時と8時付近の方向にある一対の袋のことをいいます。この袋には臭いの強い分泌物が溜まります。通常は排便の際に肛門嚢が圧迫され自然と出ます。ところが分泌物の性状、体調不良、ストレス、加齢、肥満などの要因により、肛門嚢が出にくくなることがあります。肛門嚢を自力で出しにくい場合、溜まりすぎてしまいます。そのままにしておくと炎症を起こし、ひどい場合には破裂をし、肛門の脇の皮膚が破れ出血をすることがあります。破裂を起こすとかなりの痛みを伴います。

お尻を地面にこすり付けてお尻歩きをしていたり、肛門付近を必要以上に舐めているなどが見られましたら、肛門嚢が溜まっているサインかもしれません。
個体差はありますが、1ヶ月に1度、肛門嚢を絞ることで溜まり過ぎないようにできます。トリミングサロンや動物病院で絞ることができますのでご相談ください。

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