アニマル・ウェルネス・センター
【AWC】暖房器具のやけどに注意!
2019年12月26日(木)

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いよいよ今年も残りわずかとなりました
元号が令和にかわったと思ったらもう元年が終わってしまいます。
病院でもいろいろなことがありましたが、私個人も楽しいことや大変なことが多くあり、あっという間の2019年でした。年を重ねるごとに早くなる気もしますが…。


本格的に寒くなり、ご家庭では様々な暖房器具を使われていると思います。
こたつはわんちゃんも猫ちゃんも大好きな子が多いのではないでしょうか。
しかし、暖かいということはやけどをする機会も増えてしまうということなのです。

やけどは高温のものに触れると起こるイメージかもしれませんが、44~50℃の、『暖かい』と感じる低温のものでも長時間触れるとやけどをしてしまいます。(低温やけどといいます)

寒い冬を安心して乗り切るために、今回は暖房器具のやけど予防についてお話します。


●こたつ
留守にする際は電源を切りましょう。
皆さんがいる場合でも、定期的に布団をあげて中の温度を下げるようにしてください。
動物だけが中にいる場合は、片側の布団を挙げておくといいですね。

●ヒーター・ストーブ
これも留守中は電源を切るようにしてください。
つけている場合は、ストーブガードなどで近づきすぎないようにしましょう。
近づきすぎてひげがちりちりになってしまう猫ちゃんも多いですよね。
また、猫ちゃんがいる場合は天板が熱くなるタイプの石油ストーブは使用を控えてください。飛び乗ってしまったときにやけどをしてしまいます。

●ホットカーペット・ゆたんぽ
カバーやタオルで覆って使用します。
また、暑くなったら動物自身が自由に動ける環境で使いましょう。
寝たきりの子などは自由に動くことができないため、低温やけどになってしまう可能性があります。

●電気コード
感電を防ぐためにカバーをつけるようにしましょう。
噛むと苦い味がするコードカバーもあるようです


人も寒いと暖房の前でじっとしてしまいますが、動物たちはやけどするギリギリまで暖かいところにいることがあるので、気を付けてあげてくださいね。

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