くすもと動物病院
くすもと動物病院メルマガ(2017年10月)
2017年10月2日(月)

くすもと動物病院


先日、おもしろいセミナーを聴いてきました。
タイトルは『常識を疑え!ドッグフードにまつわる常識を再検証!』
演者は、宮崎大学 農学部附属動物病院 消化器外科・内科 教授 鳥巣至道先生です。
「ドライフードとウエットフードはどちらが胃から早く排泄される?」
「ドライフードは6〜8時間で消化されるって本当?」
「絶食の指示を出していたのに胃内にフードが残っている?」
「フードをふやかすと早く消化される?」
など、ドッグフードに対する疑問に答える内容でした。それによりますと
「ドライフードよりウエットフードのほうが胃からの排泄は遅い」
「ドライフードは6〜8時間で消化されると思われていたが、実際は消化の良いフードでも10〜12時間かかり、多くは12時間以上かかる」
「そのため、絶食の指示を出していても胃内にフードが残ることがある」
「フードをふやかしても早く消化されるとは限らないし、むしろ遅くなる」とのことでした。

「胃腸に優しいフードとは?」という疑問に対しては、簡単にいうと「胃もたれしないように早く消化されるフードである」とのことでした。そんな新しいフードを開発すべく、2年の月日をかけて以下のことが分かったそうです。
・適度なフードサイズ(小さいから良いというわけではない)
・新鮮なフード(4,5日で消費できる包装単位)
・和食テイスト(蛋白源としては魚、炭水化物は米が消化に良い)
・水溶性食物繊維を適度に加える(水溶性食物繊維には、抗炎症作用と粘膜増殖作用がある)
・適度な低脂肪食(脂肪の取りすぎは胃もたれする)
・しっかり与えても12時間以内に消化すること
以上のすべてを網羅したフードが『Dr’s Care ストマックケア』です。ちなみにこれは鳥巣先生が国産にこだわって企画開発に携わったフードです。興味のある方は、サンプルの取り寄せが可能ですのでご連絡ください。

それとこの秋に、個人的なことというかファン歴40年以上の私にとって、嬉しいことがありました。それは広島カープが連覇を果たしたことです。今年こそ日本一になってほしいと思っていますが、簡単なことではないことは分かっています。それでもファンの一人として応援していきます。
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