くすもと動物病院
くすもと動物病院メルマガ(2018年6月)
2018年6月1日(金)

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今回は、「犬への挨拶」についてです。あなたは、犬とどのように接していますか。犬への正しい挨拶の仕方とは?

犬は、じっと目を見られることを嫌がります。これは犬の中では敵意を示す行動になるからです。だから、犬の目をじっと見てはいけません。犬に対して横向き、もしくは背中を向けて、犬から近づいてくるのを待ちます。近づいてきたら、かがんで犬の身体の側面か背中をやさしくゆっくりなでましょう。犬があなたの匂いを嗅ぎたいようであれば、嗅がせてあげましょう。これで正しい「犬への挨拶」ができます。

次に、やってはいけないことをいくつか。・犬に覆いかぶさるような姿勢で手を突き出したり、頭をなでたりしないこと。・犬を捕まえたり抱きしめたりしないこと。・犬の近くで大きな声を出さないこと。・顔を押さえつけてキスしたり頬ずりしたりしないこと。犬にもパーソナルスペースはあります。それをむやみに侵す行動は控えましょう。

 

では、「猫への挨拶」はどのようにすればいいのでしょうか。

猫の場合、初見で触れることはもちろん、挨拶自体が難しいです。猫から近づいてこなければ「猫への挨拶」はできません。もし近づいてきたら、目を合わさずに指先を鼻の近くにそっと近づけて匂いを嗅いでもらいましょう。匂いを嗅いでくれたら、それは「猫への挨拶」となります。挨拶ができたからといっても、すぐに触ろうとしないでください。猫と接するときの基本は、「時間をかけてゆっくりと」ですから。

次に、やってはいけないことをいくつか。・猫も、じっと目を見られることを敵意の表れだと理解します。だから目を合わすことはやめましょう。・大きな声や音を出さないこと。・自分から、むやみに近づいていかないこと。猫のパーソナルスペースは犬や人より長いと考えられています。それは猫が基本的に単独で生活する動物であり、他者との争いを避けるためでもあるのです。だから猫から近づいてくるのを気長に待ちましょう。

 

最後に連絡事項を記します。

今年10歳、15歳、18歳になる犬は、長寿表彰の対象です。

表彰を受けるには、狂犬病予防注射を接種して市への届出が済んでいることが条件になります。対象犬でまだ条件を満たしてない場合は、7月中に済ませるようにしてください。

なお、長寿猫の表彰は15歳と18歳になります。対象猫は当院から推薦させていただきます。万一昨年までに対象で表彰漏れがある場合は、当院へご連絡ください。






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