ラグビーワールドカップでの日本の活躍には、喜びとともに驚きがあります。まさか全勝で予選突破するとは思いませんでした。いよいよ明日は、南アフリカ戦です。正直、厳しい一戦になるでしょうが、勝利を信じて応援します。
今回は、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)についてです。以前にもメルマガに載せたのですが、改めて書かせていただきます。SFTSとは、マダニが媒介するウイルス性疾患です。人がマダニに刺されることや、感染した動物(人も含む)の血液等に触れることで感染します。野生動物と接する機会は少ないでしょうが、野良猫が感染していることがあります。特に体調が悪そうな野良猫に触れるときは注意が必要です。人での症状は、発熱、消化器症状(食欲低下、嘔吐、下痢、腹痛)が多くの症例で認められ、その他頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節の腫脹、皮下出血や下血などの出血症状などが起こります。重症化すると死に至ることがある(致死率20%)要注意な感染症です。猫も人と同様に感染し重症化しますが、犬は感染しても重症化することはないと言われています。上述したように、マダニを介して感染するので、愛犬や愛猫のマダニ駆除を怠ることのないようお願いします。マダニはノミとは違って昆虫ではありません。真冬でも生息していますので、マダニの予防は年中することが望ましいです。
また、10月27日(日)に『第46回藤沢市動物愛護のつどい』が、藤沢市民会館で開催されます。時間は11時から13時30分の予定です。おもな内容は、講演(学校飼育動物と藤沢市獣医師会の繋がり、シニア期を迎えた愛犬との暮らし方)と表彰(学校飼育動物ポスター、人と動物の絵コンクール、長寿犬・長寿猫)です。車で来られる方は、隣接の奥田公園駐車場は非常に混みあいますので、他の駐車場をご利用することをお勧めします。