冬の足音が近づいてきました
秋から冬へと寒さ深まるこの季節、朝晩はめっきり寒くなり、暦の上ではもう冬です。
体調を崩しやすいワンちゃん、ネコちゃんの健康に気を配れていますでしょうか?
どうぞお体に気をつけてお過ごしください。
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▼ ステイホームで音楽の秋
ワンちゃん、ネコちゃんと音楽を楽しもう ▼
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「音楽を聴くことで癒されるのは、人間だけに限らない」ということが近年の研究で明らかになってきました。
動物たちにも音楽を聞かせることで心理状態を落ち着かせ、リラックスさせる効果があるようです。
寒さも深まり、お家でゆっくり温まりたいこの季節、ワンちゃん、ネコちゃんと音楽を楽しむヒントとなるよう、最新の研究結果をもとに、「動物と音楽」に関する情報を紹介します。
1.ペットにも音楽の好みがある
スコットランドの動物愛護団体SCOTTISH SPCAが報じた研究結果によると、同国のグラスゴー大学でワンちゃんに特定のジャンルを聴かせた際にポジティブな行動的変化があり、複数のジャンルをワンちゃんに聴かせた結果、好意的な反応があった音楽はレゲエとソフトロックだったとされています。
ワンちゃんは音楽を聴いている際に吠えることもなく、終止落ち着いてリラックスした佇まいだったようです。
ワンちゃんに聴かせた具体的なアーティストや楽曲名は記されていませんでしたが、ペットでも人間と同様に好きな音楽を聴いた際は気分がよくなり癒されるのではないかと考えられています。
2.リラックス脳波が証明!動物も音楽でリラックス
ペットも特定の周波数を聴くと人間と同様に脳波が変動します。
東京大学の実験では、飼育されている動物の正確な認知活動を捉えるため、チンパンジーの頭部に電極を装着し、異なる周波数の音を聴かせた際の脳波を測定しました。
特定の周波数の音を繰り返し聴かせた後に逸脱音(異なる周波数の音)を聴かせた結果、脳波が変動して人間と類似した波形を示したとされています。
人間の脳はリラックスした状態や緊張やストレスを感じた状態など、心身のコンディションによって異なる脳波を発します。
リラックスした状態では主に「α波」が発せられ、反対にストレスを感じた場合は「β波」が優位になるメカニズムです。
人間の脳における「α波」はクラシックやネイチャーサウンドなどを聴くことで
引き出すことが可能とされています。
先述した実験結果によって人間も動物も可聴音に対して同様の脳波を示すとされているため、人間がリラックスできる音楽はペットにも同様の効果があると考えられています。
3.飼い主さんがリラックスすると、ペットもリラックス
ペットの心理状態は飼い主さんに同調しやすく、飼い主さんがリラックスした状態であればペットもリラックスできます。
そのため飼い主さんが音楽を聴いて心地よい感覚を得られていれば、ペットもストレスを感じずにくつろげるということです。
とくにワンちゃん、猫ちゃんを筆頭とする知能が高い生き物は飼い主さんの感情を汲んで共感する能力が高いため、性格まで飼い主さんに似やすいとされています。
ペットと一緒に音楽を聴いて癒されたいときは、飼い主さんにとってリラックスできる好みの音楽や「α波」を引きだす作用があるクラシック音楽がオススメのようです。
※注意点!個人差がありますので音に敏感な子は特に様子を見てあげましょう
人間の一般的な可聴域は40~17kHzであり、聞こえやすい周波数は1k~3kHzです。
一方でペットたちは人間よりも可聴域の上限が高く、ワンちゃんは67~45kHzで猫ちゃんは60~47kHzが標準的な可聴域とされています。
人間には聞こえなくてもペットたちは聞こえている高周波数の音が「超音波」であり、身近な例では医療や宝飾品の加工といった分野で使われています。
またペットたちは飼い主が帰宅する少し前から玄関で待ち構えていることがありますが、これは人間よりも遠くの音を認識・分析できるためです。
可聴域が広いことにより、周囲の環境変化に敏感な子もいるため、ペットにクラシックやネイチャーサウンドを聴かせて
落ち着かない様子を示した場合は聴かせるのを控えましょう。
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▼ 学べるワンニャン語クイズ ▼
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問題1:ワンちゃんが布団の中に入ってくる理由としてあてはまらないものは? (答えは最後に書いてあります)
A 寂しいから
B 良いニオイだから
C 暗いのが好きだから
問題2:猫ちゃんが耳を前後左右に動かしているけど、何をしているの?
A 音源を探しているため
B 耳垢を外に出すため
C 仲間に獲物の場所を教えるため
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▼ オシャレ犬、人間向けファッションブランドを設立 ▼
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インスタグラムでフォロワー数25万人以上を誇るオシャレ犬ブービー・ビリーが、9月15日にオリジナルのファッションブランドを立ち上げ。
犬用ではなく人間向けにミニバッグとスカーフを提案し、話題となっています。
ブービーちゃんは、ニューヨークに住むイタリアン・グレイハウンドとチワワのミックス犬。フォロワーの間ではBBという愛称で親しまれています。
2019年夏に飼い主の手を借りてインスタグラムアカウントを始めると、ウェアと統一されたバッグやスカーフの色使いや、プラダやフェンディなど有名ブランドのバッグを持った可愛い姿が話題となり、人気インフルエンサーの仲間入りを果たしました。
今春以降、新たに10万人のフォロワーを増やし、新型コロナウィルス感染拡大防止の影響でロックダウン中のニューヨーカーをはじめ、外出を自粛していた世界中の人々に笑顔をもたらしてきたといいます。
今後、ブービーちゃんのブランドでは取り扱いアイテムをバッグやスカーフ以外にも広げていく予定だそうです。
ワンちゃん発信のトレンドアイテム、ぜひお手に取ってみてはいかがですか?
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▼ 『飼い主と離れたくない』時の仕草や行動4選 ▼
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「飼い主と離れたくない」と思っている時、ワンちゃんは仕草や行動でその気持ちを伝えています。
そんなときの行動パターンは下記の通りです。
1.飼い主の後をついてまわる
2.鳴いたり吠えたりする
3.飼い主の体に自身の体を擦りつける
4.飼い主のバッグの傍に居座る
ただし破壊行為、吠える、トイレの失敗、前足を執拗に舐め続ける、部屋の中をぐちゃぐちゃに荒らすなどの問題行動を頻発しているようだと、それは飼い主さんへに依存した一種の精神疾患に当てはまります。
飼い主の姿が見えなくなる度に強いストレスを抱えていると、体にも悪影響を及ぼしかねません。
普段から適度な距離感を保ったり、あるいはかかりつけの動物病院で相談したりと、愛犬の依存症を改善する行動をとりましょう。
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▼ 学べるワンニャン語クイズ(解答) ▼
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問題1:C ワンちゃんによって違いますが、ニオイが好き、あたたかくて気持ち良い、飼い主さんと寄り添って安心したいなどの気持ちが背景にあります。
問題2:A 耳を動かすことで、両耳に入ってくる音の時間差・強さを感知して音源を突き止めます。